一期生として3人のVTuberが誕生し、ますます盛り上がりを見せるWeb3×VTuberプロジェクト「Vhigh!」。
そんなVhigh!が、2023年6月17日にSBT販売を開始しました!
この記事では、Vhigh!で購入できるSBTについて、以下のような内容を解説します。
- SBTとは?購入すると何ができる?
- SBTを買うのに必要なものと購入方法
- Vhigh!のアバターを動かすには?
自分だけの高クオリティなアバターが手に入るので、興味があれば読んでみてください!
SBTを購入してできること
SBTとはソウルバインドトークンの略で、譲渡できないNFTのことです。
NFTのことを知らない場合は、暗号資産のように扱うデジタルデータだと覚えておけば大丈夫でしょう。
SBTを購入すれば関連づけられたアバターの保有者であると証明でき、以下のメリットが得られます。
- Vhigh!のアバターを使える
- 松尾研究所との共同研究に参加できる
- SBT保有者限定のコンテンツを見られる
それぞれのメリットを以下で解説するので、どれか1つでも興味があったら購入を検討してみてください。
Vhigh!のアバターを使える
SBTを購入すると、Google MeetやDiscordなどで使えるLive2D製アバターが手に入ります。
アバターを利用する方法は2通りです。
- ブラウザの拡張機能を追加してブラウザアプリに表示する
- Live2Dモデルデータをダウンロードして対応アプリに表示する
どちらの方法でも、PCのカメラに自分の動きをトラッキングさせることで、アバターの顔や体を動かせます。
ビデオチャットに使うもよし、VTuber活動を始めるもよし、好きな利用方法でアバターを活用してみてください。
※スマートフォンだけでアバターを利用できないので注意。
松尾研究所との共同研究に参加できる
Vhigh!と松尾研究所はAITuberに関する共同研究をおこなっており、SBT購入者は研究に参加することができます。
松尾研究所は東京大学の工学系研究科 松尾研究室とビジョンを共有し、生み出された先端技術を社会実装する企業です。
Vhigh!との共同研究では、SBTを保有している1万人が先行研究対象および研究者となり、以下のような形で参加できるとのこと。
- 世に出ていないプロダクトを体験する
- 実験に使うデータを提供する
- プロトタイプを共同でテストする
将来的には、自分の人格を取り込んだアバターをAITuberとして活躍させることができるようになるかもしれません。
限定コンテンツを見られる
SBT保有者向けの限定コンテンツが、これから続々と提供される予定です。
限定公開されるコンテンツは、主にAITuberや画像生成AIについて学習できる内容が検討されています。
以下のような方々がコンテンツ制作に関わっているため、AI界隈に興味のある人は要チェックです。
限定コンテンツは、Vhigh!のDiscordコミュニティにあるSBTホルダー限定チャンネルからアクセスできます。
「sbt-holder-verify」チャンネルからSBT認証をおこないましょう。
SBTを買う方法・手順
Vhigh!のSBTは、下記の流れで購入できます。
- 購入したいアバターを探す
- MetaMask(仮想通貨用ウォレット)をダウンロードする
- 仮想通貨ETHを用意する
- Vhigh! Avatar Gen 1.0(Vhigh!のNFT)を購入する
- NFTと引き換えにSBTを購入する
ここでは、上の流れを詳しく解説していきます。
1. 購入したいアバターを探す
まずはNFTを販売している大手マーケットプレイスOpenSeaで、買いたいアバターのNFTが売られているか確認しましょう。
コレクションページでは価格が安い順で並んでいるので、予算と相談しながら買いたいNFTを決めてください。
なお、NFTはすべてアバターが眠っている状態なので、目覚めた状態とイメージが違う場合があります。
それぞれのNFTの詳細画面に書かれているURLにアクセスすると目覚めた姿を動画で見られるので、購入前に確認しておきましょう。
2. MetaMaskをダウンロードする
NFTの購入・管理に必要な、仮想通貨用ウォレットMetaMaskをダウンロードします。
公式のダウンロードページからchromeウェブストアに移動し、MetaMaskをブラウザの拡張機能に追加してください。
スマートフォンの場合、ダウンロードページのタブをiOSもしくはAndroidに切り替えれば、それぞれのアプリストアからMetaMaskをダウンロードできます。
ダウンロードできたらMetaMaskを起動し、画面の指示に従ってアカウントを作成してください。
※アカウント作成時に表示されるシードフレーズは、絶対に忘れないようメモして、他人に知られないよう徹底しましょう。
3. ETHを購入する
下記の際に支払えるぶんの仮想通貨ETHを用意します。
- NFT(Vhigh! Avatar Gen 1.0)の購入
- NFTをSBT化する費用
- 各種取引時に発生するガス代
安いNFTを買うのであれば、0.15ETH(およそ4~5万円)用意すれば十分でしょう。
ただしNFTやガス代の価格はつねに変動するので、買いたいNFTの価格を確認し、余裕をもって用意してください。
仮想通貨ETHを買う方法で一番手っ取り早いのは、MetaMaskのダッシュボードにある「購入」ボタンから買う方法です。
ただし、MetaMaskから購入すると割高になりやすく、支払い方法も限定されるため、bitFlyerなどの仮想通貨取引所を利用するのがおすすめです。
(参考)bitFlyer
4. Vhigh! Avatar Gen 1.0を購入する
資金を用意できたら、OpenSeaでNFTを購入します。
コレクションページで買いたいNFTをクリックすると詳細画面に移動するので、ウォレットを接続してから購入ボタンを押してください。
手持ちのETHが十分にあれば、取引を承認してしばらく待つことで購入が完了します。
オファーでの購入では自分が提示した金額で買える可能性があるため、時間があれば利用するのもよいでしょう。
余談ですが、Pieというマーケットプレイスを利用すると、ETHではなく現金払いでNFTを購入できます。
5. SBTを購入する
NFTを買えたら、いよいよVhigh!公式ページでSBTを購入します。
ページ上部のメニューで「SOULBIND」>「START SOULBIND」を選択してSBTの購入画面に入りましょう。
「START」ボタンを押してウォレットを接続すると、持っているNFTの一覧が表示されるので、SBTにしたいものを選んでください。
NFTを選ぶ際は、以下の2点に注意しましょう。
- SBT化したNFTはバーン(焼却)されるため手元に残らない
- 1つのウォレットでSBTを実行できるのは1回のみ
あとは画面の指示に従って、コントラクトによる操作の許可と、SBTのミント(生成)を実行すれば、ムービー演出後にSBTを入手できます。
アバターとして利用するには
SBTを購入したことで、SBT化したアバターを利用できるようになります。
モデルデータをダウンロードする場合も、ブラウザ上で利用する場合も、Vme!というブラウザの拡張機能が必要です。
ここではVme!の入手方法や使い方を解説していくので、手に入れたアバターを動かしてみましょう!
アバターの操作に使うPC用のカメラは、あらかじめ用意しておいてください。
Vme!をインストールする
Vme!をダウンロードする際は、Vhigh!公式ページからリンクをたどりましょう。
ページ右上の「CONNECT」からMetaMaskを接続し、メニューの「SOULBIND」>「ENJOY A NEW WORLD」を開いてください。
(SBT購入直後の画面と同じです)
この画面の「INSTALL Vme!」ボタンをクリックすると、chromeウェブストアが表示されます。
ウェブストアに表示されている拡張機能をダウンロードすれば、アバターを利用する準備はOKです。
Vme!でアバターをアクティブにする
Vme!をインストールするだけではアバターを操作できないので、Vme!を起動してアバターをアクティブの状態にしましょう。
以下の手順で操作すれば、アクティブ化は完了します。
- Vme!の拡張機能を起動する
- 「CONNECT WALLET」からウォレットを接続する
- MetaMaskのサインインリクエストに「サインイン」する
- 右上にあるスイッチを切り替えて「AVATAR ON」の状態にする
Vme!で、下の画像のようにアバターが目覚めればOK!
アクティブにした状態で、公式ページの「ENJOY A NEW WORLD」を開くと、自分のアバターを動かせるようになっているはずです。
ブラウザ上にアバターを表示させる
Vme!でアバターをアクティブにすることで、ブラウザ上で使用できるカメラに「Vme!」が追加されます。
たとえば、「ENJOY A NEW WORLD」の画面右下にある「LET’S TALK BY THE AVATAR」でGoogle Meetを開いてみましょう。
正常に動作すれば、カメラの画面に自分のアバターが表示され、カメラをとおして動かせるはずです。
まれにカメラが起動できない場合があるので、エラーになったら何度かページを開き直してみてください。
ちなみに、そのまま「参加をリクエスト」すれば、AITuberとボイスチャットで会話することができます。
モデルデータをダウンロードする
モデルデータをダウンロードするには、Vme!にウォレットを接続し、左上の歯車アイコンからメニューを開いて「Download model」を選択してください。
ダウンロードしたzipファイルには、NFTの番号が付いたフォルダが入っています。
モデルデータがあればVTube Studioなどのアプリで動かせるので、データをインポートしてアプリで動かしてみましょう。
たとえば、SteamでダウンロードできるVTube Studioで利用するなら、以下の場所にフォルダを移動させてください。
- (VTube Studioの場所)\VTube Studio_Data\StreamingAssets\Live2DModels
まとめ
最後に、Vhigh!のSBTについてまとめてみました。
- SBT=他人に譲渡できないデジタルデータ
- SBTを保有していると限定コンテンツやアバターが楽しめる
- SBTの購入に必要なのは、仮想通貨用ウォレット(MetaMask)と、仮想通貨(0.1ETH+ガス代)と、Vhigh!のNFT
- アバターを利用するにはVme!をインストールする必要がある
限定公開されるコンテンツや、Vme!で利用できる機能は、これからどんどん増えていく予定です。
SBTの購入に期限はないので、興味のある人は公式ホームページやDiscordの情報をチェックしながら、SBTを買うかどうかじっくり検討してみてください。
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