近年、VTuber関連のNFTプロジェクトがいくつも登場しています。
しかし、NFTを購入するには暗号資産(仮想通貨)が必要です。
この記事では、暗号資産を購入するときにおすすめしたい取引所「bitFlyer」の使い方を解説します。
概要やメリット、注意点なども説明しているので、これから暗号資産に触れようと考えている人はぜひ本記事を参考にしてください!
bitFlyerとは
bitFlyerは、2017年9月29日に暗号資産交換業者として金融庁に登録された、国内の暗号資産取引所です。
松本人志さんが出演したCMが放映されたこともあるので、印象に残っているという人もいるのではないでしょうか。
2023年7月時点で22種類の銘柄を取り扱っており、人気の高い暗号資産はひととおり購入できます。
とくにビットコインの取引量が6年連続No.1なので、ビットコインの売買をしたい人にもおすすめです。
以下では、bitFlyerの主な特徴や、利用するメリットを紹介します。
各種手数料が無料
bitFlyerでは、販売所での暗号資産の売買や、三井住友銀行からの振込手数料が無料です。
手数料 | 料金 |
---|---|
アカウント作成・維持手数料 | 無料 |
銀行振込によるクイック入金手数料(住信SBIネット銀行) | 無料 |
銀行振込によるクイック入金手数料(住信SBIネット銀行以外) | 330円(税込)/件 |
販売所の売買手数料 | 無料(スプレッドは負担) |
取引所の売買手数料 | 約定数量×0.01~0.15% |
ただし、日本円または暗号資産を出金する際に、出金手数料がかかる場合があります。
手数料の詳細は、bitFlyerの手数料一覧・税ページを参照してください。
ハッキング被害が7年以上ゼロ
創業以来、bitFlyerはハッキングの被害を一度も受けていません。
暗号資産の界隈では、取引所がハッキングされる事例が多数報告されています。
もし利用している取引所がハッキングされてしまえば、口座に預けている資産の一部またはすべてが盗まれる可能性が高いです。
セキュリティの実績があるbitFlyerを利用することで、より安全に暗号資産を取引できるでしょう。
暗号資産を1円から購入できる
暗号資産を買うときの最小単位が非常に小さいため、1円から購入できます。
購入時の最小単位が小さければ、試しに暗号資産を買いやすいでしょう。
最小単位は銘柄によって異なるので、あらかじめ確認してから日本円を入金してください。
bitFlyerでの口座開設方法と使い方
ここでは、bitFlyerで口座を開設し、暗号資産を買うまでの手順を解説します。
- 新規アカウントを開設する
- 本人確認資料の提出
- 銀行口座情報を登録する
- 日本円を入金する
- 暗号資産を購入する
口座を開設する際には、身分を証明する書類(運転免許証など)と銀行口座が必要です。
暗号資産を購入する資金も含めて、あらかじめ用意しておきましょう。
新規アカウントを開設する
まずは、bitFlyerのトップページから、新規アカウントの開設を始めましょう。
画面の指示にしたがって、以下の項目を入力していきます。
- メールアドレスの登録
- パスワードの設定
- 利用規約の確認
- 二段階認証の設定
- 利用者情報の登録
事実との齟齬が生じないよう、正しい内容を正確に登録してください。
本人確認資料の提出
利用者情報の登録を済ませると、登録した本人であることを証明する書類を提出します。
本人確認資料の提出方法は2通りあります。
本人確認方法 | 具体的な方法 | 利用できる書類 |
---|---|---|
クイック本人確認 | スマートフォンで本人確認書類と顔写真を撮影する | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・在留カード |
対面での本人確認 | 佐川急便の宅配員に本人確認書類を提示する | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・パスポート |
クイック本人確認は最短当日中に本人確認を完了できますが、対面での本人確認では宅配員が訪問するまで1~2営業日待たなければなりません。
とくに問題がなければ、クイック本人確認で本人確認をしましょう。
銀行口座情報を登録する
日本円を入金するには、銀行口座の情報も登録しなければなりません。
bitFlyerの設定画面から「銀行口座情報確認」に進み、本人銀行口座を登録してください。
登録する銀行口座には、入金手数料がかからない住信SBIネット銀行を選ぶのがよいでしょう。
日本円を入金する
bitFlyerで利用できる、日本円の入金方法は3通りです。
- 銀行振込
- インターネットバンキング
- コンビニ入金
bitFlyerのメニューから「入出金」に進み、日本円の入金方法を選択してください。
選んだ入金方法に応じて口座番号などが表示されるので、入金の仕方をよく読んで日本円を振り込みましょう。
なお、bitFlyerに登録していない口座から振り込むと、入金が反映されない可能性があります。
銀行口座から振り込む際は、必ずbitFlyerに登録してから振り込んでください。
暗号資産を売買する
日本円の準備ができたら、いよいよ暗号資産の売買です!
メニューの「販売所」から売買画面に進み、取引したい暗号資産を選択してください。
「買う」を選ぶと、日本円を払って暗号資産を購入します。
「売る」を選ぶと、手持ちの暗号資産を売って日本円を得られます。
暗号資産の価格は変わり続けているので、チャート図で直近の価格推移を見て、取引するタイミングを考えましょう。
bitFlyerで利用できる機能
bitFlyerで利用できる機能は数多く、さまざまな目的で利用できます。
サービス・機能名 | 概要 |
---|---|
販売所 | bitFlyerと暗号資産を売買する |
取引所 | 注文板をとおしてbitFlyerのユーザーとビットコインを売買する |
bitFlyer Lightning | 暗号資産の現物取引・証拠金取引・先物取引ができる |
bitFlyer かんたん積立 | 暗号資産を定期的に自動購入する |
bitFlyer クレカ | ビットコインがキャッシュバックされるクレジットカードを作る |
友達招待プログラム | 友だちを招待すると両者にビットコインが渡される |
Tポイントから交換 | Tポイントをビットコインに交換する |
ビットコインをもらう | bitFlyer経由で外部サービスを利用するとビットコインがもらえる |
Braveブラウザ連携 | Braveブラウザと連携してBATを獲得する |
ビックカメラでお買い物 | ビックカメラの店頭またはオンラインショップでビットコイン支払いができる |
ビットコイン寄付 | 日本赤十字社にビットコインで寄付する |
上記以外にも、開発者や法人向けのサービスもあるので、興味のある人はチェックしてみてください。
ここでは、4つの機能をピックアップして紹介します。
bitFlyer かんたん積立
最短翌日から開始できる、暗号資産の自動購入サービスです。
日本円をbitFlyerの口座に入れておくことで、設定した積立頻度のタイミングで暗号資産が購入されます。
1回あたりの積立金額は1円~100万円まで設定できるので、予算に応じた暗号資産をコツコツ積み立てるとよいでしょう。
積立のタイミングで日本円が不足していると購入されないので注意してください。
bitFlyer クレカ
bitFlyerのホームページから、ビットコインが貯まるクレジットカードを申し込めます。
カードにはスタンダードとプラチナの2種類があります。
項目 | スタンダード | プラチナ |
---|---|---|
ブランド | Mastercard | Mastercard |
還元率 | 0.5% | 1% |
年会費(初年度は無料) | 無料 | 16500円(税込) ※年間150万円以上利用で無料 |
付帯サービス | ・カード盗難紛失補償 | ・カード盗難紛失補償 ・旅行傷害保険 ・ショッピングガーディアン保険 ・空港ラウンジ ・Mastercard Taste of Premium |
溜まったビットコインは、買い物に使ったり日本円に換金したりできるので、bitFlyerのクレジットカードを普段使いして貯めてみるとよいでしょう。
ビットコインをもらう
bitFlyerから外部サイトにアクセスして各サービスを利用すれば、サービス内容に応じたビットコインがもらえます。
楽天市場などのショッピングサイトや、じゃらんなどのホテル予約サイトなど、利用できるサービスは多種多様。
普段から利用しているサービスがあれば、ビットコインがもらえるようbitFlyerを経由するのをおすすめします。
一般的なポイントサイトと同様に、利用してから承認されるまでに時間がかかる場合がある点に注意。
Braveブラウザとの連携
インターネットブラウザBraveには、広告を見て収益を得られる機能が備わっています。
bitFlyerのアカウントとBraveを連携させると、広告収益として得た暗号資産BATをbitFlyerの口座に送れます。
Braveブラウザには、広告を非表示にする機能や、詐欺サイトから保護するセキュリティ機能など、便利な機能が盛りだくさんです!
他ブラウザのお気に入り登録をBraveにインポートできるので、bitFlyerの利用を機にブラウザを変えるのもよいかもしれません。
bitFlyerの注意点
bitFlyerを利用する際は、次の3点に注意してください。
- 販売所ではスプレッドがかかる
- 販売所以外で扱っている銘柄が少ない
- TRUSTに対応している
たまに暗号資産を買って自分のウォレットに送るだけであれば、大きな問題はないでしょう。
bitFlyerを利用していくなかで不便だと感じたら、別の取引所を使ってみるとよいかもしれません。
販売所ではスプレッドがかかる
販売所で暗号資産を買うときに手数料はかかりませんが、スプレッドがかかります。
スプレッドとは、暗号資産の買値と売値の差です。
スプレッドが広いほど、実際の価格より高く買う(もしくは安く売る)ことになります。
取引所で手数料を払うより損をする場合もあるので、取引回数が多くなるのであれば注意してください。
販売所以外で扱っている銘柄が少ない
bitFlyerで取り扱っている銘柄のほとんどは、販売所でのみ取引できます。
2023年7月時点では、取引所で取引できるのはビットコイン(BTC)のみ、bitFlyer Lightningでも数種類だけ対応しています。
利用するサービス | 取り扱い銘柄 |
---|---|
販売所 | ・ビットコイン(BTC) ・リップル(XRP) ・イーサリアム(ETH) ・ザ・サンドボックス(SAND) ・シバイヌ(SHIB) ・パレットトークン(PLT) ・フレア(FLR) ・ジパングコイン(ZPG) ・ポリゴン(MATIC) ・メイカー(MKR) ・シンボル(XYM) ・チェーンリンク(LINK) ・ポルカドット(DOT) ・テゾス(XTZ) ・ステラルーメン(XLM) ・ネム(XEM) ・ベーシックアテンショントークン(BAT) ・イーサリアムクラシック(ETC) ・ライトコイン(LTC) ・ビットコインキャッシュ(BCH) ・モナコイン(MONA) ・リスク(LSK) |
取引所 | ・ビットコイン(BTC) |
bitFlyer Lightning(現物) | ・ビットコイン(BTC) ・リップル(XRP) ・イーサ(ETH) ・(XLM) ・モナコイン(MONA) |
bitFlyer Lightning(FX) | ・ビットコイン(BTC) |
販売所以外で暗号資産を売買したい場合は、どのサービスが対応しているか確認しましょう。
TRUSTに対応している
bitFlyerはTRUSTに対応しているため、ほかの取引所へ送金するつもりであれば注意してください。
TRUSTはTravel Rule Universal Solution Technologyの略称で、トラベルルールと呼ばれる送金制限に対応するためのシステムです。
取引所によってはTRUSTと互換性のないSYGNAというシステムを導入しており、システムの異なる取引所同士では送金できません。
- TRUSTの取引所:bitFlyer、Coincheckなど
- SYGNAの取引所:bitbank、BITPOINT、GMOコインコイン、SBI VCトレードなど
たとえば、bitFlyerからCoincheckに送金できますが、bitbankには送れません。
トラベルルールに関する制限はほかにもあるので、取引所ごとに出されているアナウンスをよく確認しておきましょう。
安全な暗号資産取引所ならbitFlyerがおすすめ!
この記事では、暗号資産取引所bitFlyerについて解説しました。
サービス開始以来ハッキング被害ゼロという実績があるので、安心して取引したい人にbitFlyerはおすすめです。
NFTを購入するためにETHを購入したり、ビットコインの売買をしたりしたい人は、ぜひbitFlyerでアカウントを作成してみてください!
コメント