VTuber用のLive2Dモデルや3Dアバターを制作するクリエイターとして活動を続けるために、モデルやアバターでお金を稼ぎたいところですよね。
そのための手段はいくつかあり、モデルやアバターを販売する等が挙げられます。
この記事では、VTuberを作成することでお金を稼ぐ方法や販売活動ができるサイトを紹介していきます。
2Dモデルや3Dアバターを作る仕事がしたいと思っているけど、どうすればいいのかわからない!というときに読んでみてください。
作成したVTuberモデル・アバターで稼ぐ方法
Live2Dモデルや3Dアバターの制作でお金を稼ぐには、以下のような方法を実践してみましょう。
- マーケットでモデルやアバターを販売する
- 作成したモデルを利用しているVTuberと関連グッズを作成する
- モデリングに関する求人へ応募する
- 自分でVTuber活動を始め、商品情報などを発信する
選ぶ方法によっては、キャラクター以外のものを作成するほうが多かったり、企業として働く必要があったりします。
自分に合った方法を選択し、クリエイターとして収入を獲得していきましょう。
モデルを販売する
作成したモデル・アバターは、スキルマーケットやダウンロード販売サイトで売ることができます。
作品のクオリティや使える機能によって価格はピンキリです。
下記がおおよその相場になっているので、販売したいマーケットで他の販売物を参考にしながら売り出してみましょう。
- 2Dモデルの相場・・・2万円~10万円
- 3Dモデルの相場・・・3万円~15万円
VTuberと提携してグッズ販売も
モデルやアバターを販売もしくは配布できたら、VTuber活動に協力してグッズ販売を展開する方法もあります。
あなたが作成したモデルで活動するVTuberの知名度を上げれば、グッズを販売してほしいという要望が増えるでしょう。
そうなれば、VTuberと協力してグッズを制作して利益を上げることも可能です。
また、モデル作成者としてあなたを周知してもらえるので、モデルも販売しやすくなります。
求人に応募する
求人サイトなどを探せば、モデリングの依頼が見つかるでしょう。
たとえば、以下のような求人がありました。
- VTuberの衣装、パーツをモデリングする業務
- ゲームに登場するイラスト、3Dキャラを制作する業務
- メタバースで利用できる3Dアバターのモーションを設定する業務
VTuberモデルやアバターを制作していると動かすための知識が身につくので、アニメーション制作も視野に入ります。
販売で実績を積み上げることができたら、求人への応募にも挑戦してみてください。
自分がVTuberになる
人に販売するだけでなく、自分がVTuberになるのも戦略の1つです。
VTuber活動をして自身がインフルエンサーになれば、すべての発信に影響力を与えられるようになります。
販売している商品を紹介すれば、見込み客を一気に増やすことも可能でしょう。
そこまでファンを集めるには時間がかかりますが、情報発信や商品販売の方向性をコントロールしやすくなります。
根気強く活動できる人は、選択肢の1つとして考えるとよいでしょう。
販売できるマーケット
モデルやアバター、グッズなどを販売できるサイトを5つ紹介します。
- nizima(Live2Dデータ販売者向き)
- SKIMA(商品&スキル提供者向き)
- ココナラ(受注制作者向き)
- BOOTH(3Dモデル販売者向き)
- BASE(自前ショップ運営者向き)
サイトによってできることが異なるので、自分が販売したいものを決めたうえで販売サイトを選びましょう。
nizima
Live2Dデータやイラストの販売だけでなく、オーダーメイドのモデル制作依頼もできる販売サイトです。
Live2Dに特化したサイトなので、Live2Dでモデルデータを作成できる人に向いています。
また、nizimaで販売しているイラストには、Live2D化して2次販売することが認められている商品もあります。
絵が描けなくてもLive2Dを扱えるのであれば、2次販売で稼ぐことも可能です。
SKIMA
イラストの販売やリクエストができるコミッションサービスです。
オーダーメイドの発注や3Dモデルの作成依頼も商品として出品されています。
商品を販売する際は、基本料金のほかにオプション料金を5つまで設定することも可能です。
通常はイラストのみ、オプションでLive2D設定もする……といった販売方法で、相手に合わせた形でモデルを売るとよいでしょう。
ココナラ
CMでお馴染みの、得意を売り買いできるスキルマーケットです。
スキルを出品して依頼を受ける形になるため、制作を受注するのに向いています。
ココナラもSKIMAと同様に、オプション料金を設定可能です。
相談や打ち合わせが前提となるので、購入する人の意向を伺いながら制作していくことになるでしょう。
BOOTH
イラストや3Dモデルを販売できるマーケットです。
絞り込み検索で3Dモデルを探しやすくなっており、VRoidについてはサブカテゴリが用意されています。
そのため、Vroidで作成した3Dモデルを売りやすいサイトであるといえるでしょう。
また、イラストをアップロードすればグッズを作成できるサービスも提供されているため、モデル以外のものを販売するときに便利です。
BASE
自分のネットショップを開設できるサービスです。
BASEを利用すれば、ほかの人の商品が並ばない自分のお店が開けます。
デザインを変更できるうえ、物品の販売とダウンロード販売に対応しているため、好みのスタイルで商品を売り出せるでしょう。
ただし集客は1から始めなければならないので、人を集められるホームページやSNSが必要になります。
今後も稼いでいけるか
もしかすると、モデルやアバターは今だけ売れる商品であって今後売れなくなる、と思われるかもしれません。
しかし、僕はそう思いません。
なぜなら、イラストやゲーム、NFT、メタバースの需要がある限り、VTuberおよびモデラーの需要はなくならないと考えているからです。
モデルやアバター、ひいてはVTuberがどう関係するかを解説していきます。
イラストへの付加価値として需要あり
VTuberデータを作成してモデルを販売すれば、イラストを販売するより単価が高くなります。
動きを細かに設定し、表情変化やモーション、物理演算をしっかり作成できるようになれば、1つのモデルで10万円かそれ以上の価格でも売れる可能性が高くなります。
しかも、Live2DのVTuberが海外でも認識されるようになったため、VTuberモデルの需要は増加しています。
活動範囲をどんどん広げるバーチャルYouTuberを支えるLive2D技術は、これからも求められ続けるでしょう。
ゲーム制作にも活かせる
モデルやアバターはゲーム素材として利用できるため、ゲームが作られ続ける限り活躍の場はあります。
2Dモデルはシミュレーションゲームの立ち絵などに、3Dモデルはアクションゲームなどのキャラクターに利用できます。
Live2D SDKやUnityの知識を身に付けることで、モデラーとしての活動する範囲が大きく広がるでしょう。
バーチャル世界はまだまだ発展
2020年から2021年にかけてバーチャルの世界は大きく進歩し、これからも発展していく見込みです。
発展のキーワードは、NFTとメタバース。
NFTはヤフオクや楽天市場でも取り扱われる予定があり、メタバースについてはFacebookが社名をMetaに変えるほどの意欲を見せています。
そして、すでにVTuber関連グッズがNFTマーケットプレイスで販売されていますし、メタバース空間の操作キャラには自作のアバターが使用できるものもあります。
こうした発展が実際に起きているのを見ていると、今後ますますVTuber需要も高くなると期待できるでしょう。
まとめ:モデルやアバターを作って稼ぐ方法を見つけよう
この記事では稼ぐ方法を4つ紹介しました。
- マーケットでの販売
- VTuberとの連携
- モデラー求人への応募
- 自作アバターでVTuber活動
どの方法が合っているか、どんな場所で活動すればよいかは、人の個性や思想、習慣によって違ってきます。
まずはそれぞれの方法を試し、自分に適しているか判断するところから始めてみましょう。
なお、Live2Dモデルの作り方を下記の記事で解説しているので、これから2Dモデルの作り方を学ぶのであればぜひ参考にしてください!
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