絵が描けない人が上達するために使うべきはLive2D?

絵が描けない人が上達するために使うべきはLive2D?

僕は気晴らしの趣味として絵を描くことがありました。しかし、描くだけで満足してしまい、なかなか絵がうまくなりませんでした。それが、Live2Dを使うようになってからは絵の上達を感じるようになりました。「なんでだろう」と考えてみると、実はLive2Dには絵が上達する秘密があると思い至りました。

絵がうまくならなくて悩んでいるなら、Live2Dを使ってみるのが上達への近道になるかもしれません。この記事では、そうオススメする理由を挙げていきます。

構造を把握する力が身につく

絵がうまくなるために必要なのは、ものの構造を把握する力や観察力だと言われています。描く対象がどんな形をしているのか、どんな色をしているのか、しっかり観察して把握することができなければ絵が描けません。どれだけ素晴らしい画力があったとしても、あやふやな輪郭線と適当な塗りになってしまいます。

「形を認識するだけで絵がうまくなるはずない!」と思うかもしれません。しかし、目指す形を頭で思い浮かべることができるようになれば、あとはその形に寄せていけばゴールに辿りつけます。逆に、ゴールの形がぼやけたままだと、努力を重ねた先にできあがる絵はぼやけたものになります。構造の把握することは大事です。

構造の違和感に気付きやすい

さて、その構造を把握する力ですが、Live2Dでモデルを動かすことで身につきます。なぜなら、絵を自然に動かすためには構造がしっかりしている必要があるからです。

絵が動かない場合、少しくらい構造が変でも「気のせいかな」で済ますこともできます。しかし、絵が動くとなると話が変わります。人物モデルを例にすると、口を開いたら不格好になったり、腕を伸ばしてみると異様に短かったり、といった感じです。

要は、動かさないとわからない、絵の違和感を知ることができるんですね。

絵を立体的に見ることもできる

絵は平面で表現されますが、描くときには立体的なイメージが必要になります。立体を意識しないと、立体感がないのっぺりとした絵になってしまいます。さらに、影を付けるときにどう塗ればいいのかわからなくなってしまうことも。

この立体的なイメージを掴むために、Live2Dは適していると思います。たとえば、人が顔を横に向ける動きを付けるとすると、「頭は丸いから、こんな感じで動かさないと」とイメージしなければ自然な動きを付けられません。

こうやって思考したことが、絵を描くときにも活かされていきます。「頭は丸かったから、目はこう描いたほうが自然かな」と立体を意識するようになり、絵の上達につながっていくでしょう。

絵に愛着が湧き、修正する意欲につながる

絵を改善したいと思う気持ちは、絵の上達に不可欠です。どこがうまく描けなかったのか分析しなければ何度も同じように描きます。「指先がうまく描けなかった。次はこうしてみよう」と改善することを考えていかないと、絵のレベルはなかなか上がりません。

ところが、絵が上達しにくい人は絵を1度描きあげたら満足してしまいがちです。完成してしまえば、それはそれで形になるので、わざわざ修正する気になれないんです。「ちょっと違和感ある気がするけど、こんなもんでしょ」みたいな感じで。(まさに僕のことです)

Live2Dで絵を動かすと、絵を描いたとき以上に愛着が湧きます。
僕がはじめてLive2Dでキャラを動かしたときも、「イラスト」から「1人の人間」を生み出した感動を味わうことができました。すると、動かしたキャラをもっと可愛くしたい、表現させたいと感じるようになったのです。

こう感じてくると、新しいキャラを描き始めるよりも、Live2Dで動かしたキャラをさらに改善したくなります。顔の輪郭が気になり、目の形が気になり、髪型が気になり・・・といった感じで、それぞれのパーツが気になってきます。あとはそのまま、気になるパーツの描き方を調べ、考え、改善までやってしまいます。

動く絵から生まれる愛着、侮れませんよ!

なにより、絵を描くのが楽しくなる

自分が描いた絵が動く。想像しただけで、ワクワクしませんか?

あなたの描いた瞳がくりくり動く。
あなたの描いた口がパクパク動く。
あなたの描いた髪がさらさら動く。

想像しただけで、テンションが上がりますよね!

絵を描く段階からこういった動きを想像していると、絵を描くのが何倍も楽しくなります。楽しい気分で絵を描いていれば、もっといい絵にするためのアイデアも湧きやすくなるでしょう。・・・湧きやすくなるかも?

ともあれ、楽しい気持ちで描けば向上心につながりやすくなります。自分の絵を動かし、ワクワクと楽しく絵を描く気持ちを強めてみるのも悪くありませんね。

あなたの絵を、Live2Dで動かしてみよう!

「なんだか難しそうで、めんどくさそう」と思っても心配無用です。絵を動かすためにLive2Dですることは、パラメータに合わせて体のパーツを変形させるだけです。Live2Dの操作の仕方がわかれば、思いのほか簡単にできます。しかも無料版で試せるのです。

とりあえずLive2D Cubismをダウンロードして、絵を動かしてみてください。Live2Dを今まで触ったことがなければ、世界が変わるかもしれません!
公式ページへ

絵を上手く描けるようになるため、自分の絵を見つめ直す機会をつくるため、Live2Dがオススメします。