『うみねこのなく頃に』は面白い!と思う僕が提案する4つの楽しみ方

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こんにちは。
うみねこの最高のビビリポイントはタイトルロゴが表示されるときのガラスパリーンだと思います。せがるきる です。

なんか記事にするネタを考えていると、自分がホラー嫌いと言っているわりにはホラーっぽいゲーム結構プレイしてるなー、と気付きました。しかも「面白い」とか言ってるし・・・・・・

でもほんとにビビリなんですよ、僕は。
子供の頃には、どっかの遊園地のお化け屋敷で、入り口にあった音がなるだけの踏み板から先に進めなくなったくらいのビビリです。お金を払った後だったので、親に手を引かれながら目を瞑って抜けて以来、絶対お化け屋敷には入らないと心に誓いました。

こう言いつつも、うみねこシリーズの完全版とも言える『うみねこのなく頃に咲 ~猫箱と夢想の交響曲~』の発売日が2021年1月28日に決まったと聞いて、楽しみにしてます。
人の心は難しいな?

で、その『うみねこのなく頃に』もとい『うみねこ』ですが、ゲームの評価はおおよそ悪い・・・というより、評価が2極化しています。
他に見ない最高の作品、という人もいれば、一番のクソゲーという人もいるようです。

なぜここまで差があるのか。
なにが評価を下げているのか。

そのあたりを踏まえ、この作品を面白いと思う僕が、つまらなく感じた人も改めて面白いと感じられるかもしれない4つの楽しみ方を提案してみます。

なぜ低い評価があるのか

覚えることが多くて把握しきれない

このゲームでは孤立した島の洋館を舞台に殺人事件が起こり、その謎を解くミステリーノベルとなっています。そのため事件について推理しながら読み進めていくことになります。
そのため、まずは登場人物や取り巻く環境について覚えていく必要があるのですが・・・とにかく登場人物が多いです。はじめのエピソードの時点で20人近く登場します。なにか事件が起こるたびにこれだけの人数について検討するのは大変です。
そのうえ、エピソードが進むたびに登場人物はさらに増えていきます。そして、エピソードごとに全ての事件が仕切り直されるので、他のエピソードで起きた事件とごっちゃになることがしばしば。
しかも、原作が販売された当時はエピソード1つずつの販売で、1つエピソードをクリアするたびに半年待たないといけませんでした。この空白期間で登場人物やら事件やらを忘れてしまい、覚え直さないといけなかったりしました。

このゲームで推理していくには、数多い登場人物についてしっかりと把握し、エピソードごとに事件をまとめておく必要があります。
かなりガチで腰をすえて推理しようとする姿勢がないと、事件を覚えるのが大変で投げ出してしまう人もいるのではないでしょうか。

ガチ推理勢を困惑させる、魔女の存在

難しい謎に挑戦しようとエピソード1でしっかり推理した人ほど、エピソード2で離れていきやすいように思います。その理由といえるのが、魔女の存在です。

エピソード1では魔女の話が出るものの、事件に関わるようなことはありません。しかしエピソード2以降では、魔女が魔法を使って殺人事件を起こす描写があります。たとえば、鍵がかかっている部屋の外から魔法の力で凶器を飛ばして殺害します。挙句の果てに、魔女どうしが魔法で戦い始めたりします。

難解なミステリーを求めている人にとっては「は?」といってしまうようなファンタジー展開が嫌になり、プレイするのを止めた人は多いようです。

無能な主人公

主人公である戦人(ばとら)が探偵役となり、魔女ベアトリーチェと論争をしていくのがこのゲームのおおすじとなります。
しかしこの戦人の推理というのが屁理屈を並べているみたいなもので、作中でも、戦人に対して「無能」と評する人物がいるくらいです。

というのも、ベアトリーチェとの論争の議題というのが『この事件は魔女の仕業か否か』なので、戦人のする反論は「こういう可能性もあるから魔女の仕業とは言い切れない」という形になります。「この事件はどういうトリックか」という点にはほとんと言及しません。

たとえば、ある密室殺人が起きた場合、戦人は「こうすれば密室にすることも可能だ」という反論はするのですが、「この証拠があるから、この密室はこうやって作られたものだ」というような反論をすることはほぼ無いです。

こういった議論がその場しのぎにも見え、嫌気がさしてくるプレイヤーもいるようです。

真実は謎のまま?

最終話であるエピソード8が販売されたとき、その内容について炎上したことがありました。その理由とは、最後まで明かされなかった真実があったからです。

謎の答えは誰もが知りたいはずです。しかしこのゲームでは、ゲーム全編をとおして語られていた謎についての真実を暴くことを良しとせず、ある程度は想像できるように匂わせるだけに留めています。

ゲームのそれまでの流れからすれば自然な流れで、謎を明かさなかったからこそ評価する人もいます。その反面、当然知りたかった謎が明かされなかったから怒る人もいました。
そして追い打ちのように、ゲーム中では真相を知りたがる作中キャラに対して、ゲームプレイヤーへの罵倒にも通じるセリフがありました。

これらの要因によって、炎上する結果になってしまいました。ゲームの内容を知らなくても、結局謎が明かされないゲームと聞いて敬遠している人は多いんじゃないでしょうか?

提案する楽しみ方

その1.ファンタジー作品として楽しむ

「魔女とか魔法とか実際に見させられるんだから、信じちゃえばいいじゃないですか!戦人も、魔女はいるって信じてしまえば楽になるのに!」っていう気持ちで見ると、ファンタジーな作品として楽しめると思います。グロイけど。

推理しながら読み進めようとすると、後出し情報を出されたりして辟易としてしまいます。そうやって疲れながら読むより、いっそ目の前の現象すごいなぁって頭からっぽに見たほうが楽しめますよ。

その2.考察のルールをある程度把握しておく

ここに書く内容は、作中で示される考え方であり、ある意味ネタバレです。注意してください。

このゲームをミステリーとして、謎解きとして読む場合は、どうしても魔女や魔法の存在が邪魔になってきます。

ですが魔女の存在は、事件を人間の仕業に見えないようにするための装飾に過ぎません。人間の仕業だと推理するのであれば、魔女が事件に関わっているわけがないので、無視しましょう。これができれば、事件の見えかたはかなりスッキリするはずです。

また、エピソードごとに異なる事件が置きますが、鍵の数のような設定は共通です。他のエピソードでの話が謎を解く鍵になることもあるので、考えが詰まったら先のエピソードを読むといいかもしれません。

その3.いっそ全てのネタバレを先に知る

プレイする前に、真相を全て知ってしまうのもアリかもしれません。

犯人は誰か?

なぜ事件は起きたのか?

ベアトリーチェの正体とは?

全てを知った上で話を追っていけば、見ててイライラするシーンが微笑ましく、あるいは悲しげに見えるようになる・・・かもしれません。

その4.漫画で真実を知る

結末、もとい真実が明かされなかったことが不満な人は、再びゲームをプレイする気にはなれないかと思います。

そんな人には、真実を知ってもらえれば作品の感じ方が変わるかもしれません。

実は、漫画ではハッキリと真実が描かれているのです。ゲームでは省略された、真実を知る場面で、コミックス丸々一冊使って描写されています。作者の竜騎士07氏も、あとがきで「これが真実」という太鼓判をおしています。

漫画がオススメ、でもゲームも素晴らしい

ここまで、うみねこの見方を変える方法を挙げてきました。これらの方法を実践して、それまでのうみねこへの評価が上方修正されることがあれば嬉しいです。

ちなみに、漫画は真実までしっかり読めるので、後でモヤモヤしたくない人には特にオススメします。

ただ、ゲームでの音楽は印象的で、心に残る名曲も多々あります。ぜひゲームをプレイして、音楽や演出にも注目してほしいです。

ちなみに、僕的な推し曲は、「オカルティクスの魔女」と「ウサンノカオリ」です。

※ 追記
「うみねこのなく頃に咲」が発売されました!

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