『クロックタワー(CLOCK TOWER)』レビュー:殺人鬼に追われる恐怖あり、イライラありのホラーゲーム

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初めてのホラーゲーム体験はクロックタワー2でした。
せがるきるです。

知り合いの家でクロックタワー2を見てトラウマになり、ホラーゲーム全般が嫌いになりました。その後、兄がバイオハザード2をプレイしているのを横目でチラチラ見ていたら、バイオのようなゲームはむしろ好きになりました。

「何が違うのかなー」と考えてみたところ、どうやら倒せるホラーは比較的OKで、ビックリとかどうしようもないホラーは苦手という感じみたいです。

その後、クロックタワーシリーズの動画をいくつか見て、

「あ、なんとかできる系のホラーだ」

と思ったみたいで、割とマシにプレイできるゲームになりました。
(単にホラーなポイントを知ったから、かもしれないけど)

ということで、今回の感想は

『クロックタワー(CLOCK TOWER)』

ちなみに2のトラウマシーンは、
リック編教授の家の後のエンディングです。

ゲームの概要

このゲームは、とある館に集まった人達を次々と殺していく殺人鬼「シザーマン」から逃げつつ恐怖から逃れることを目的としたパニックホラーアクションゲームです。

プレイヤーは館に訪れたうちの1人、ジェニファーを操作し、館の謎を解いていきます。

どこまでも追いかけてくる「シザーマン」

館を探索していると、度々シザーマンが現れます。周りに置いてある撃退アイテムや、身を隠す場所によってやり過ごすことはできます。しかし、しばらくすると再び現れ、ジェニファーを執拗に追い続けます。

クロックタワーといえばシザーマン、と言えるくらいの象徴的な存在です。

行動によって変わるマルチエンディング

本作は、館の謎を解くことで終盤の展開が変わるマルチエンディングとなっています。

といっても、条件を満たしていないと死亡イベントが発生して強制エンディング、といったほうがニュアンスとして正しいかもしれません。

館がいったいどういう場所なのか?

館の住人はどこへ行ったのか?

館を探索していくと謎は明かされ、全ての謎が明かされたとき真のエンディングへと辿り着くことができるのです。

プレイした感想

ビックリする恐怖は嫌いです・・・

基本は横スクロールアクションの画面でプレイしていくんですが、一部イベントでは一枚絵のイベントシーンが表示されます。

が、その大半はビックリする恐怖シーンです。

ビックリするのは苦手なので、わかってても目を逸らしながらプレイしてました。

そうでなくても、物陰から急に出てきたりするので、ドッキリ耐性がないとプレイするのが大変です。(そもそもホラーってそういう感じが普通だと思うけど)

わりと淡々と進んでいく印象

過度な演出がないからこのゲームの味が出ているとは思います。けど、もうちょっとジェニファーは驚いたりしてもいいと思いました。

画面左下の顔表示では驚くんですが、ゲーム画面ではシザーマンが出ても驚かず、登場を無視して歩いたりする場面があったりします。

だからこそ生き残れている、のかもしれませんが、驚きは共有したかったかもしれません。

移動の遅さが気になる

ジェニファーの移動には、歩きと走りがあります。走るとスタミナを消費してシザーマンから逃げるのが難しくなるので、歩く場面も多いです。

その歩きが、なんとも遅い。一歩一歩に重みを感じるレベルです。

こういう雰囲気ゲームに慣れている人はともかく、そうでない人はこの移動速度が辛くなるんじゃないかと推察します。

まとめ

ホラーゲームの金字塔といわれるだけあって、シザーマンに追われる雰囲気はドキドキします。その反面、その恐怖を演出する周りの環境にイラついたり、改善してほしいと思うところも散見されました。

とは言っても全体的な評価は「面白い」ですし、不満だった要素は2で改善されてたりします。

ホラーゲームのルーツを知りたい人はプレイしてみるといいでしょう。

あ、シザーマンといっても切断されて殺される、といった表現はないので安心(?)してください。

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